BCG、経産省の「AIガバナンスのルールに関する調査研究及び検討会運営」を受託

AIに関するガバナンスのガイドラインの検討を通じ「広島AIプロセス」の議論に貢献

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経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、経済産業省から「令和5年度デジタル取引環境整備事業(AIガバナンスのルールに関する調査研究及び検討会運営)」を受託しました。政府が進めるAIに関するガバナンスのガイドラインの検討を通じ、「広島AIプロセス」[注1]の議論に貢献します。

AI等の技術革新によるデータの著しい増加に伴い、事業者間の垣根を超えたデータ連携による新たな付加価値の創出や社会課題の解決が期待されています。しかし、台頭する生成AI含め、AIの活用をめぐっては、さまざまな課題があり、AI活用時代にふさわしい規制等のあり方も変化する中、企業レベルでも社会全体としても、AIガバナンスを整備していく必要があります。

本事業では、主に以下の取り組みを通じて、「広島AIプロセス」の議論に貢献します。

  • AIガバナンスを調査分析し、将来的に取り組むべき制度課題の解決やルール整備について検討する
  • 総務省、および経済産業省で公表している既存の複数のガイドラインについて見直しを行う。生成AIの台頭に伴う国内外の議論も踏まえ、開発者・提供者・利用者などさまざまな立場の事業者向けに、統一的で分かりやすいガイドラインを目指す

BCGは本事業の支援をはじめ、さまざまな側面から、生成AIが社会にもたらす影響や、それを踏まえて、政府が行うべき取り組みについて提言を行っていきます。またBCGでは、組織内でデジタル・AIを効果的かつ安全に利活用するための知見についても情報を提供していきます。

注1:2023年5月の主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)において、生成系AIや没入型技術のガバナンスの必要性を確認し、特に生成系AIについて担当閣僚のもとで速やかに議論し2023年中に結果を報告するために立ち上げられた。

■ 担当者

中川 正洋 マネージング・ディレクター & パートナー
日本における生成AIトピックのリーダー。BCG X、BCGパブリックセクターグループ、およびテクノロジー&デジタルアドバンテッジグループのコアメンバー。
早稲田大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。グローバルコンサルティングファームなどを経て現在に至る。

陳 昭蓉 マネージング・ディレクター & パートナー
日本における生成AIトピックのエキスパート。BCG金融グループの日本リーダー。保険グループ、コーポレートファイナンス&ストラテジーグループ、マーケティング・営業グループ、およびオペレーショングループのコアメンバー。
台湾師範大学数学学科卒業、東京工業大学経営工学専攻博士課程修了。台湾松下電器、BCG プラハ・オフィスを経て現在に至る。

■ 本件に関するお問い合わせ

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・小田切
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。

BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。

日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。