環境省の委託を受け、参加企業のカーボンフットプリントの取り組みを促進
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、環境省から委託を受け[注1]、「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」への参加企業を決定いたしました。本事業では、日本における製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量の算定・表示(CFP:カーボンフットプリント)の取り組みを促進するため、CFPの算定および表示・活用について先進的なロールモデルとなる企業を支援します。BCGは昨年度も同事業を支援しており、今回が2回目となります。
1. 支援対象企業の決定について
2023(令和5)年7月7日(金)~8月4日(金)に参加企業を募集していた「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」への参加企業決定について、予定数を超える企業の応募があり、業種、事業内容、本事業で取り組みたい内容、対象製品・サービスの対消費者層への社会的インパクト等を総合的に勘案し、以下の参加企業を決定しました。
2. 本事業の趣旨・背景について(環境省ホームページより抜粋)
令和3年6月に策定された「地域脱炭素ロードマップ」 においては、国民が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会を実現することが示されています。そのためには、企業が個別の製品・サービスのCFPの算定を行い、消費者に伝える取組を推進することが必要です。
環境省では、そうした取組を加速するための具体的な手引きとして、令和4年度にCFPに関する調査とモデル事業を実施し、カーボンフットプリントガイドライン (以下「CFPガイドライン」という。)を経済産業省との連名で発表し、5月には、企業の実務担当者向けのより実践的なカーボンフットプリントガイドライン(別冊)CFP実践ガイド(以下「CFP実践ガイド」という。)についても発表しています。
そこで、本事業では、CFP実践ガイドを参照しながら、国民が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会の実現に向けて、CFPの算定・表示を通じた排出削減の取組とビジネス成長を両立させる、先進的なロールモデルとなる企業の創出を目指します。また、モデル企業支援を通じて得られた知見等をもとに、CFPガイドラインのアップデート等をすることを予定しています。
環境省プレスリリース
https://www.env.go.jp/press/press_02014.html
[注1]本事業では環境省から委託を受けたBCGが事務局となり、参加企業による自社製品・サービスのカーボンフットプリント算定のおよび表示・活用を支援する。また、支援においてはBCGからの再委託先であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社からの協力も得る形で進める。なお、本事業では比較を前提としない自社算定ルールでの算定を実施する
※ 2023年9月15日に、「1. 支援対象企業の決定について」の記載内容を更新しました。
■ 関連資料
BCGプレスリリース 「BCG、製品・サービスのカーボンフットプリントの算定および表示・活用について先進的なロールモデルとなる企業を支援」(2023年7月7日)
BCGプレスリリース 「BCG、経産省・環境省の「カーボンフットプリント ガイドライン」(別冊)CFP実践ガイド策定を支援」(2023年5月26日)
BCGプレスリリース 「BCG、経済産業省・環境省の「カーボンフットプリント ガイドライン」策定を支援」(2023年3月31日)
■ 担当者
丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループの日本リーダー。テクノロジー・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。
慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。
森原 誠 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経てBCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・小田切
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com
BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。
BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。