地球温暖化抑制に向けて、COP26に続き議長国を支援
(本資料はエジプトで発表された報道資料の抄訳です)
カイロ発、2022年8月25日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、2022年11月にエジプトのシャルムエルシェイクで開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)のコンサルティング・パートナーに就任しました。COP27では、適応策とレジリエンスの強化、気候変動の影響の抑制、公正な移行の促進、そして必要なソリューションのための資金調達と協力体制の拡大に焦点を当てた協議が行われる見通しです。
BCGは、これまで企業、政府、国際機関が気候変動・サステナビリティの取り組みを加速させる支援をしてきた経験を基に、産業界へのインサイトや分析能力を提供し、COP27の唯一のコンサルティング・パートナーとして議長国エジプトをサポートします。BCGは、世界経済フォーラム(WEF)、SBTi(Science Based Targets Initiative)、CDP、ファースト・ムーバーズ・コアリションなどとのパートナーシップを通じて、長期にわたり、気候変動問題への取り組みを世界的に支援しており、COP27におけるコンサルティング・パートナーとしての役割は、こうした支援をさらに強化するものです。
BCGのCEOであるクリストフ・シュヴァイツァーは、「COP27は、地球温暖化抑制のための緊急の取り組みに向け、官民の組織に働きかける上で、重要な機会です。エジプトで開催されるCOP27をご支援できることを光栄に思います」とコメントしています。「COP26では幅広いアジェンダで進展が見られました。しかし、世界的な景気後退や地政学的な課題を考慮したとしても、取り組みのスピードをさらに速める必要があります」
BCGは、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)を、長年にわたりサポートしてきました。UNFCCCを軸とした気候変動問題に関する協議は、世界各国が足並みをそろえて対策に取り組むために欠かせないプロセスです。BCGは昨年も、英国グラスゴーで開催されたCOP26において、コンサルタンシー・パートナーを務めました。また2016年には、COP22の議長国モロッコを支援しています。それぞれの開催地で、政府および大企業と協業し、気候に関連するさまざまなトピックについて深い専門知識を提供してきました。
COP27議長、エジプトのサーメハ・シュクリ外相は、COP27 における唯一のコンサルティング・パートナーとしてBCGに歓迎の意を示しました。シャルムエルシェイクでの開催に向け、議長国エジプトが準備段階からBCGのさまざまな支援に期待していることに言及し、BCGが気候変動に関するアジェンダの推進に長年コミットし深い専門性を発揮してきたことから、今回も、コンサルティング・パートナーとして気候変動対策へと国際社会を動かす取り組みを支援するなかで不可欠な役割を果たすだろう、と述べました。
■ 日本における担当者
佐々木 靖 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCG日本支社長兼北東アジア総責任者。
慶應義塾大学経済学部卒業。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士(MSc)。INSEAD経営学修士(MBA)。株式会社日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て、現在に至る。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 井上・直江
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日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。