BCG、製薬大手メルク社と戦略的パートナーシップを締結

AIや生成AIを活用し、創薬ターゲット発見・評価に向け連携

印刷用のPDFはこちら

【参考資料】

(本資料は、2024年5月30日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です)

ボストン発、2024年5月30日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、メルク社(米国・カナダ以外ではMSD社)と戦略的パートナーシップを締結しました。この提携により、AIや生成AIを活用した新たな創薬ターゲットの発見と評価を目指します。

共同研究の一環として、BCGのテクノロジー・デジタル専門家集団BCG Xはメルク社と連携し、バイオマーカーと疾患の生物学的プロセスとの関係をより深く理解し、創薬ターゲットの発見を促進するため、AIを活用してオミックスデータ(ゲノムなど、生命の構造や機能を解析するためのデータ)をマイニングするアルゴリズムを開発します。この共同研究は、まず慢性疾患と変性疾患に焦点を当てます。

BCGのマネージング・ディレクター&シニア・パートナーでBCG Xのグローバルリーダーを務めるシルヴァン・デュラントンは、「メルク社と共に、AIや生成AIを活用して新たな創薬ターゲットを特定し、創薬プロセスを加速させることを楽しみにしています」とコメントしています。

■ 日本における担当者

中村 健 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGヘルスケアグループ、およびコーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。
東京大学薬学部卒業、同大学大学院医学系研究科(医学博士)修了。ビジネスブレークスルー大学院修士(MBA)。中外製薬株式会社などを経て現在に至る。

安部 聡 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG ヘルスケアグループのコアメンバー。
BCG Xにて新規事業立ち上げやコーポレートベンチャリングをリードする。
株式会社NTTドコモから画像認識を扱うスタートアップに参画。株式会社ミクシィ、株式会社ディー・エヌ・エーを経てBCGに入社。

鹿野 洋 パートナー
BCG ヘルスケアグループのコアメンバー。
東京大学工学部卒業、同大学大学院工学系研究科修了。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。

■ BCG X(エックス)について

BCG Xは、テクノロジーやデジタルを駆使したビジネス、およびプロダクトビルディングを担う、BCGの専門家集団です。
BCG Xは、BCGの産業や経営機能に対する深い専門知識を活用しつつ、高度な技術的知識と意欲的な起業家精神を結集して、企業の大規模なイノベーションの実現を支援します。80を超える都市に約3,000人のテクノロジスト、データサイエンティスト、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネジャー、アントレプレナーを擁し、世界で最も重要な課題と機会に対応するプラットフォームとソフトウェアを構築・設計しています。
私たちのエンドツーエンドのグローバルチームは、既存の産業・機能別プラクティスの枠を超え、クライアントと密接に連携しながら、新しい可能性を切り拓いていきます。私たちは、大胆でディスラプティブ(破壊的)な未来の製品、サービス、ビジネスをともに創り上げていきます。

■ 本件に関するお問い合わせ

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・中林・福井
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。

BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。

日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。