経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、経済産業省から委託を受け[注1]、2023年(令和5年)度に実施する「GX 促進に向けたカーボンフットプリントの製品別算定ルール策定支援事業」への参加団体を決定いたしました。本事業では、サプライチェーン全体の排出量削減に貢献する先進事例の創出を目指し、BCGが業界で統一された製品別算定ルールの確立に向けて当該団体を支援します。
1. 参加団体の決定について
2023年(令和5年)6月20日(火)から同年7月24日(月)まで参加団体を募集していた「GX 促進に向けたカーボンフットプリントの製品別算定ルール策定支援事業」について、業界におけるカーボンフットプリントの位置づけ、本事業で取り組みたい内容、適正等を総合的に勘案し、以下の参加団体を決定しました(参加団体の番号は順不同で業界別を表しています)。
参加団体①
参加団体②
参加団体③
参加団体④
2. 本事業の実施の趣旨・背景について(公募要領より抜粋)
2022年度に示された「GX 実現に向けた基本方針」において「社会全体のGX の推進」を需要側から推進すべくために、カーボンフットプリント等の排出量の見える化を含めた新たな需要創出策が掲げられており、グリーン製品の市場拡大がGX実現の鍵を握っています。
経済産業省は、カーボンニュートラル実現のためのサプライチェーン全体での排出削減に向けて、グリーン製品が選択されるような市場を創出し、我が国の成長に繋げていくことを目的として、2023年3月31日に「カーボンフットプリント レポート」及び「カーボンフットプリント ガイドライン」を公表し、その中でグリーン製品の公平な算定・比較においては業界で統一された製品別算定ルールを確立することが不可欠であることを指摘しています。
本事業では製品別算定ルールの策定について支援を行い、サプライチェーン全体の排出量削減に貢献する先進例の創出を目指します。
[注1]本事業では経済産業省から委託を受けたBCGが事務局となり、参加団体による製品別算定ルール策定を支援する。また、支援においてはBCGからの再委託先であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社からの協力も得る形で進める。
■ 担当者
丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループの日本リーダー。テクノロジー・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。
慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。
森田 章 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCG消費財・流通グループの日本リーダー、マーケティング・営業・プライシンググループのコアメンバー。
慶應義塾大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。IT関連企業の起業・経営、外資系コンサルティングファームを経て現在に至る。
森原 誠 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経て、2019年にBCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・小田切
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com
BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。
BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。